発達障害とは
発達障害は、生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさによって生じる障害です。育て方やしつけの仕方によって起こるものではありません。
主な発達障害には、以下のようなものがあります。
- 発達障害の特徴の表れ方は一人ひとりさまざまで、複数の障害が重なって表れることもあります。また、障害の程度や年齢・発達段階によって特徴の表れ方は異なり、生活環境や成長によっても変化していきます。
- 発達障害についてよく理解し、一人ひとりの特徴に合わせて子育てをしていくことで、子どものよりよい育ちを支えることができます。
- 発達障害の診断は、医療機関で、医師が診察や検査の結果などを総合的に判断し行います。
発達障害についての啓発パンフレット
所沢市こども支援センター 発達支援エリアでは、発達障害についての理解を深めていただくことを目的に、パンフレット「発達障害ってなぁに?」を作成しました。
こども支援センター、市役所こども福祉課、保健センター、市内児童発達支援事業所などで配布していますので、日常の関りや支援等にお役立てください。
こんなことありませんか?
- 同年齢の子どもや友達に興味がないように見える、 一人で過ごしていることが多い。
- 相手の表情や身振り、その場の状況など言葉ではない情報を読み取ることが苦手。
- 興味や関心の幅が狭い、いつも同じような遊びを繰り返し行っている。
- 特定の音や声、感触を嫌がったり避けたり、痛みをあまり感じていないように見える。
- 手を離すと、どこに行ってしまうかわからず手が離せない、じっとしているのが苦手。
- 考えるより先に行動してしまうことが多い。
- すぐに気が散ってしまい集中できない。話を聞いていないことが多い。
- 他のことはよくできている一方で、 読み書きが極端に苦手である。
- 同年齢の子どもに比べて極端に運動が苦手、工作などが上手にできない。
- 言葉の発達がゆっくりである。
子育てのヒント
「お子さんの行動をじっくり見てみましょう!
まずは、お子さんの行動をよく見てみましょう。どのような時に、どのような様子を見せるのでしょう。「好きなこと」や「うれしいこと」はなにかな、「苦手なこと」はなにかな、など考えながら見てみましょう。
わかりやすい伝え方をしましょう!
短い言葉で繰り返し伝えたり、絵や実物を見せながら、
具体的に伝えたり、お子さんにわかりやすい伝え方を見つけましょう。注意をするときには、「走っちゃだめ」ではなく「歩こうね」など、肯定的な言い方で伝えると子どもにはわかりやすいようです。
よい行動を見つけたときには、すかさずほめてあげましょう!
子どもは、ほめられることで自信がつき、いろいろな事に挑戦してみようという意欲が育ちます。大人にとって小さなことでも、当たり前と思うようなことでも、たくさんほめてあげましょう。お子さんが一番よろこぶほめ方をしてあげましょう。
親御さんの心に余裕をもてるようにしましょう!
心に余裕がないときには子どもと接することが辛くなってしまうことがあります。少し休んだり、気分転換したり、余裕を取り戻すための時間や方法をさがしてみてください。
一人で悩んでいませんか?抱え込まず周囲の人や相談機関に相談してください。
所沢市こども支援センター発達支援エリア「マーガレット」では、お子様の発達や子育てについて悩みを抱えている保護者の方の支援を行っています。